2022/09/18 23:45
ベニワレンに偽物は存在するのか?
ベルベル人が作るベニワレンで偽物というものは、まずありませんのでベニワレンの偽物としてあからさまに出回っているものはあまり見かけたことがありません。最近は、民芸品の大量生産をやっているのでアトラス山脈以外でも南の方でも生産されているのでベルベル人手織りとは記載されていないものもありますがウール100%で手織りであるため、そのようなものもベニワレンであると言えます。
大量に工場生産している場合もありますがこちらも、もちろん偽物ではなく値段が安く手に入りやすいものになります。
クオリティ自体に問題がなければ、当店でもモロッコ量産品は取り扱います。ベルベル人による手織りであることを記載しますしそうでない場合は記載しておりませんので、判断が可能です。
インド産のものも、けっこう出回っていますがこちらはベニワレンのデザインにインスピレーションを受けたアレンジものもよくありバリエーションも豊富でデザインに飽きた場合やデザインを冒険したい場合、完全新品にこだわる場合おすすめです。
ベルベル人の手織りの場合、現地で羊の毛を刈りそのまま織るので新品でも工場産よりは、むしろ不純物や匂いも気になることがあります。どうしても素材は自然由来のものですのでそこが醍醐味でもありますが人によっては、本場のものより工場産の方がいいという方もいるようです。
インド産でも素材、織り方が同じであるのでベニワレンと言えますがモロッコ産ではないため価格がさらに安い傾向にあります。
取り寄せ方こともありますがクオリティは悪くなく量産しているのでクオリティの安定性はあります。
元祖ベニワレンにこだわるのであれば手織りでデザインがそもそも同じものは1つとしてないので価値も高くモロッコ産でもベルベル人の手織りを推します。
しかし、モロッコの量産品はクオリティのかなり低いものも実際にあります。
工場によってはクオリティの差があるのでモロッコ産と言えど注意が必要なので仕入れの時はかなり慎重に行っています。
ベニワレン風ラグとは?
いわゆるベニワレンもどきであり、ベニワレンのデザインのようなラグというものでほとんどは中国産の化繊のラグです。
洗えるベニワレンラグなども化繊が入っているので本物のベニワレンではありません。
偽物の基準はまず素材です。ウール100%ではないものは、まずベニワレンとは言えません。
素材表示でまず確認するのが最も早い見分け方です。
次が価格表示ですが価格自体が2m以上あっても1万円代と激安です。その時点でベニワレン風ラグだとすぐわかります。
出典元:googleで検索したベニワレン風ラグ
メリットしてはベニワレンが欲しいけど本物のベニワレンが金銭的に手に入れるのが難しい。汚しやすいので完全消耗品として考えている場合であればいいかと思います。 ただし本物との使い心地、耐久性や機能性は歴然の差です。
ベニワレンは、一生物のラグですので長く使えて使えば使うほど見た目にも味が出てきます。
そして化繊とウールの違いは、お部屋の空間にも様々な効果のメリットがあります。ベニワレンのウールは保温性・撥水性・空気清浄効果・抗菌効果・ホルムアルデヒド吸着に優れているので絨毯を使う上でのメリットが格段に違います。
ずっと過ごすお部屋ですので人間や動物に与える影響がいい方が先を考えるといいに決まっています。
今だけのことなのか先を考えて使うのかによって選ぶものは、おのずと決まっていくでしょう。