2022/09/18 23:47

ベニワレンは洗えるのか?
答えは、洗えます!
しかしウール100%なので洗い方には注意が必要です!


そもそもベニワレンではなくとも一般的にラグは自宅で洗えるのか?
一般的なカーペット(絨毯)、ラグは大きくしかも分厚く折り曲げることさえ大変なものです。
カーペット自体、洗濯機で洗えるようなものではありませんので家庭で洗濯している人は少ないかと思います。
洗えるとしたら薄手の素材のラグやブランケットのようなラグのようなもののみです。

ベニワレンは毛足が長く厚みがあるけど軽いブランケットとは異なりしっかりしていますが柔らかく折り曲げることが可能!
遊牧民が使用しており移動に持って行きやすいというラグなので干したり、持ち運びがとても楽々!
だから大判サイズでなければ洗濯機に入れることも可能です!


素材がシルクやウールなどを使っていたら洗濯機で通常通り洗濯できないのでは?
ベニワレンはウール100%!
しかし、洗い方にさえ注意するれば洗濯が可能です!
ウールはデリケートな素材なので洗濯機で洋服のように通常通り洗うことによって型崩れや縮みの原因にもなります。もし洗濯機でも洗えるサイズであればデリケート素材専用に洗剤とデリケートモードで洗濯しましょう!
素材の縮み、風合いが崩れることの懸念がある場合は、できれば浴槽などに入れ手洗いをおすすめします。
熱いお湯は縮みの原因になりますのでぬるま湯か水洗いでセーターの洗い方と同じように優しく扱いましょう。

羊の平均体温は39度なのでそれ以上の温度で洗うと、羊毛のキューティクルが絡み合って縮みます。 しかし30度以下の温度で洗うと脂汚れが落ちませんので30度から35度のぬるま湯がおすすめです。
ベニワレン のフリンジ部分は特にデリケートなのでほつれないよう注意して下さい。
洗濯時を使うのであれな洗濯用ネットに畳んで入れることは必須です!


1番安心なのは、カーペット専用のクリーニングに出すこと!
何ヶ月に1回、年に1回は丁寧なクリーニングをするのはいいことですし丁寧に大切に使用したいならプロにお任せするのが1番です。
折り畳み可能なのでクリーニング屋さんへの持ち運びも苦ではありません。


ベニワレンは汚れにくくクリーニングしやすい!
ベニワレンは、そもそもウールの特製で撥水、消臭、抗菌効果も高く汚れにくい素材なので白いからと言ってすぐに汚れるというわけではありません。通常、普段のクリーニングはベニワレンは日干しのお手入れとブラッシングで全く構いません!
柔らかくお布団のように干せるし乾燥機も使えるのでお布団みたいな感覚で扱っていいのです。
お布団も滅多に洗濯機で洗えないのでベニワレンもそのくらいで問題ありません。

モロッコは砂漠環境の中、水も貴重でベニワレンのクリーニング方法は、日干しと砂落としをするのが通常です。
モロッコでの過酷な環境でも一生使い続けられるほど汚れに強く耐久性に優れているのでモロッコ人に長く愛されている伝統ラグです。長年使い続けるほど味が出ていい色に変化していきます。
今や日本でもその良さが伝わって人気となっているベニワレンです。


<一部分が汚れてしまった場合>
持ち上げることができるサイズであれば洗面所で即座に水洗いしても大丈夫!
大きなサイズで無理であれば汚れの下に乾いた雑巾を入れ上から濡れた雑巾で叩き汚れを移していきます。
取れない場合は、洗剤はデリケート用を使って叩いてみましょう!
それでも取れないならクリーニングに出すことをおすすめします!白くても漂白剤などは使わないようにして下さい。
ウールでも漂白剤を使うことによって羊にそれぞれ本来の色合いがあり一部分だけで色落ちしてしまう原因になります。


<洗えるベニワレンとは?>
洗濯機で洗えるカーペットというものが売っていますがそれは化繊が入っています。
本物のベニワレン自体が全く洗えない訳ではありません! 
洗えるベニワレンという商品のカーペットは化繊入りであり、それはベニワレンスタイルというデザインであって
あくまでベニワレン風。本物のベニワレンラグでは、そもそもありません。
ベニワレン風もしくベニワレンスタイルとしているはずですが、もしベニワレンラグと言っているのであれば偽物ですので注意して下さい。

洋服もシルクやウールセーターなど素材がいいものは洗濯機の通常モードで洗えませんので絨毯も同じことが言えます。
天然素材のカーペットは通常、洗濯機で普通に洗うということは推奨していません。
ベニワレンはセーターと同じように洗うことは可能ですが本来のクオリティを完璧に保つのであれば
クリーニングに出すことを最もおすすめしています。